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山象流コラム/山象流・ダンスを始める人のために
社交ダンスでは、初対面の男女が、踊れるのはなぜ?
更新
2003/01/23
 
 
社交ダンスでは、初対面の男女でも、踊れるのはなぜ?

社交ダンスのパーティなどでは、踊る順番が決まっているわけでもない。 にも関わらず、初対面の男女であっても、曲にあわせて楽しく踊ることが出来ます。 それは、なぜか????

これを考える上で、「社交ダンス と 相撲 で重要な点を比較してみる」という方法があります。そうすると、両者の違いがよくわかります。

相撲も、二人で組むスポーツであり、動く順番なんて決まっていない(当然)。 いきあたりばったりで、組み合って、相手に倒されるか、土俵の外に押し出された方が負け・・・という競技。

社交ダンス相 撲

しっかりと足で地面を踏みしめ、足首・膝・腰を上手に使ってしっかりバランスを取り、なにがあっても、ふらつかないように安定して立つ・・・ これが基本中の基本。
そのために、ダンスでは(一人で練習する)「シャドー」での練習、相撲だと「しこ」でしょうか。

からだ全体を使って、相手の動きを素早く読みとること。 そして相手の動きに対して、敏速に対応できるようにする。・・・ そのためには、まず、相手の動き出す瞬間の感覚をしっかり覚える必要がある。

常にからだを垂直に保ち(「まっすぐに立つ」と言います。これが難しい!)、相手のわずかな動きを感じたら、速やかに 併せて自分も動くようにする。
お互いが相手の動きを助けることによって、お互いが大きく、軽く、スムーズに動けるように!

しっかりと腰を引きいて、肩や頭を相手の方に付きだし、相手の強い力が掛かっても倒されないようにする。
そのためには、相手の動きに対してしっかりブロックし、相手に押されても動じないように!

相撲は、「相手の動きに負けない」こと(相手の力で倒されない・相手に押し出されない) を前提にして、二人が組み合ったまま動く競技であるのに対し、 ダンスでは、相手のわずかな動きを感じたら、それに対応して自分も、自分も相手と一緒 軽やかにに動く・・・ということ。 ここが相撲とダンスの決定的な違いです。

この決定的な違いが、相撲とダンスの組み方(ホールド)の違いになります。

ダンスでは、自分が地面に垂直に立ち、常に適切なバランスと取っていれば、 相手のすごく軽い力(というより、相手のボディの動き)を感じるだけで、 自分も相手と一緒に動くことができます。 

自分一人でも、「しっかり地面に足をつける」ことも、「足首や膝・腰を上手に使うこと」も、 「なにがあってもふらつかない」ことは、かなり難しいことですし、 相手の動きを素早く察知したり、相手の動きに対して敏速に対応するとなると、かなり難しいです。 (社交ダンスにおいては、一般的には、男性側が、次に何をするかを決めます)


ちょっと油断すると、相撲型ダンスになりますので要注意。

自分のからだ全体がふらつくので、相手にぶらさがることで安定感を保ったり、動かない相手をぐいぐい押して 動かしたり振り回したり、逆に相手の動きをブロックして相手を動きを押さえ込んでしまったり。。。。

実際、上のような相撲的要素を取り入れた相撲型ダンスは、比較的簡単で、手軽に踊れます。 言い換えれば、相撲型要素を取り除いて、本当のダンスの踊り方をするのは難しいとも言えます。

もしかしたら、「相撲的要素」を取り除いて、「バレエ的要素」の技術を取得するのが、社交ダンスの上達の 一つの方法なのかもしれない。。。


【注意】

いくら「相撲型ダンスが良くない」と言っても、入門期の初心者の女性が、「叩き伸ばした薄っぺらいスルメ」 みたいな格好で男性にべったり張り付いて、単に「男性にへばりついて動くだけ」というのは絶対にやめましょう!!

たまに、パーティなどでこういう踊り方を無理に強要する男性を見かけることがありますが、上級者の女性の 踊り方とは似ているようで実際は全く異なります。

上級者の女性ははダンス向きの腰・膝・足首の上手な使い方を取得している(習っている)からこそ、 かっこいいフォームで大きく動き回れるのであって、入門期の女性が、単にスルメかアメーバーの如く、 男性にべったり張り付いていても、上級者なみの正しい踊りができるはずがありません。


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